軽度歯周病
歯と歯肉の間の溝(歯周ポケット)にプラーク(歯垢)や歯石が溜まり、細菌が繁殖します。この状態になると、歯肉が炎症を起こして腫れや出血が見られます。
≪治療方法≫
・ブラッシング指導
・1~2回のクリーニングで比較的短期間で回復可能
中等度歯周病
歯周ポケットの内部に付着した歯石が多くなり、歯肉の腫れや出血・口臭がひどくなります。徐々に骨が溶け始め、さらに歯周ポケットが深くなると、歯がグラつき始めます。
≪治療方法≫
・歯周ポケットの内部に付着した歯石を除去する
・痛みが伴うときは、麻酔が必要
・場合によっては、歯周外科の適応となる
重度歯周病
歯肉が化膿して真っ赤に腫れあがります。骨の破壊が進むと支えきれなくなり、歯が大きくグラグラと動揺する状態です。
≪治療方法≫
・歯周外科にて対応
・歯の保存が難しい場合は抜歯に
【スケーリング】歯肉炎のうちに治療
歯の表面にこびりついている歯垢や歯石などを、専用器具を使ってきれいに取り除く処置です。表面を滑らかにすることで、虫歯や歯周病の原因ともいえる、プラークの付着を防いでくれます。
なお、一度除去しても、歯石は時間が経つと再び付着します。定期的にスケーリングを受けて、お口の中を清潔に保つように心がけましょう。