2025/06/04
「何度も治療しているのに痛みが再発する…」
「精密根管治療って何が違うの?」
そんな疑問を持つ方へ──
歯の寿命を延ばすために、今や【CT(3D画像診断)とマイクロスコープ】は、精密治療に欠かせない存在となっています。
この記事では、CTとマイクロスコープの役割やメリット、従来の治療との違いをわかりやすく解説します。
CTとは、歯やあごの骨を立体的(3D)に撮影できるレントゲンです。
レントゲンでは見えない位置や深さ、神経や根管の曲がり具合、隠れた病巣なども正確に可視化できます。
複雑な根管の形状が一目瞭然
隠れた病変・膿の袋を発見しやすい
再治療の精度が格段に上がる
マイクロスコープは、肉眼の最大約20倍まで拡大して見られる顕微鏡です。
従来の治療では“勘”や“経験”に頼っていた部分を、目で確認しながら治療することが可能に。
小さな根管の入口も見逃さない
病巣の取り残しや器具の破折を防ぐ
歯をなるべく削らず、精密に治療できる
根管(歯の神経の管)は複雑に枝分かれしていることもあり、肉眼やレントゲンだけでは完全な治療が難しいケースもあります。
CTとマイクロスコープを併用することで、病巣の見逃しや治療ミスを防ぎ、再発率を大きく下げることができます。
他院で治療したはずの歯が痛む…という場合でも、CTで目に見えない病変を発見できたり、マイクロスコープで治療の不備が確認できることも。
原因がはっきりすることで、適切な再治療が可能になります。
従来の治療では、病巣の取り残しや見落としにより、最終的に抜歯になるリスクがありました。
精密治療によって、大切な天然歯をできるだけ残す治療が実現します。
一般的な保険診療では、CTやマイクロスコープを使用せず、レントゲン+肉眼での処置が主流です。
そのため、難易度の高い症例や再発リスクがある歯では、自費診療での精密根管治療が推奨されることもあります。
歯の内部は非常に小さく、肉眼では見えない部分の治療が必要になります。
「見える」ことは、正確で安全な治療の第一歩。CTとマイクロスコープを活用することで、治療の精度は飛躍的に向上します。
大切な歯を守るために、**再治療や難しい根管治療を受ける際は「CTとマイクロスコープを使った治療ができるか」**を、ぜひ確認してみてください。
精密根管治療後の健康維持:定期検診の役割と必要性
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